こんにちは、衛生士の福井です。
暑い日が続きますね、、、、
歯の硬さについてはなしていきます。
さて、今回のブログは、歯の硬さについて話していこうと思います。
皆さんは、歯がどの位硬いかご存じですか?
歯はなんと体の中で一番硬い組織と言われています。
では、どの位硬いのでしょうか?
モース硬度で表すと歯(エナメル質)は、7に値するそうです。
まずモース硬度とは、鉱物に対してひっかいた際に傷つきにくさを表す硬さです。
10段階になっており数字が大きくなるにつれて硬いことになります。
モース硬度1 チョーク
モース硬度2 岩塩
モース硬度3 珊瑚
モース硬度4 鉄
モース硬度5 ガラス
モース硬度6 オパール
モース硬度7 人間の歯、水晶
モース硬度8 エメラルド
モース硬度9 ルビー
モース硬度10 ダイヤモンド
歯は、鉄やガラスに比べて硬いことが分かりますね。
どれだけ硬いか知っていただけたと思います。
ですが、硬いからといって強いわけではないのです。
歯の弱点は、むし歯菌です。
むし歯菌によって歯を溶かされてしまい、むし歯になってしまいます。
なので、むし歯を作らないように歯磨き、食生活、フッ化物の応用が重要になってきます。
そして、もう一つ歯の弱点として力です。
くいしばりや歯ぎしりをすることで歯に負担がかかりしみたり
むし歯によって神経がない歯は、力に負けて割れてしまいゆくゆくは抜かないといけなくなります。
無意識にくいしばっている方も多くいらっしゃいます。
では、噛む力がどの位かご存じですか?
私は学生時代に授業で数値が出る機械で実際に体験したことがあります。
学生時代なのでうっすらとした記憶なのですが…。
なんと自分の体重くらいの力がかかっているそうです。
そんなにあるの?と思いませんか?
普段の食事の際に奥歯にかかっている力は最大で2分の1から4分の1と小さくおおよそ10~20㎏だそうです。
さらに、就寝中の歯ぎしりなどはおおよそ100㎏以上の力がかかっているといわれています。
それだけ歯や顎に負担がかかっていれば何かしらの症状がでてもおかしくないですよね。
では、歯ぎしりによってどんな影響がでてくるのか
- 歯がすり減る
- 歯がしみる
- 歯が割れる、かける、おれる
- 肩こり
- 頭痛
- 顎関節症
- 歯にひびが入ってそこからむし歯になる
- 治療した詰め物が取れやすい
などがあがられます。
予防法として
自己暗示法とマウスピースがあります。
自己暗示法は脳に言い聞かせることで歯ぎしりを軽減させる方法です。
歯を保護するためにマウスピースを作製する場合もあります。
歯は硬いからといって無敵ではないので油断大敵です!