衛生士の福井です。
急な痛みがきて、深夜など歯医者が営業してないときの対処法を教えます。
①筋肉をマッサージする
顎のまわり、頭の両側、首の横の筋肉をマッサージしてください。それぞれ数分、優しく撫でる程度で結構です。
②痛みがある部分を冷やす
氷嚢やそれに代わるものを、頬の外から当てて冷やすと痛みが和らぎます。
口の中に氷を含むという方法もありますが、虫歯を原因とする場合には痛みが増しますので注意してください。
③痛み止め(鎮痛薬)を飲む
市販の痛み止めを飲むことで、歯の痛みが和らぎます。
歯科医院を受診できない状態で、眠れない・食べられないほどの痛みがある場合には、この方法もおすすめです。眠ること・食べることで体力を温存するのも大切なことです。
④ツボ押しを試してみる
歯の痛みに効くツボをご紹介します。
指で軽く押してください。
合谷
手の甲の、親指と人差し指の付け根にやわらかい筋肉があります。その筋肉の手首側のへこんだところにあるツボです。
下関
耳たぶの高さから顔面に向かって真横に移動し、頬骨の直前の一番へこんでいるところにあるツボです。
頬車
顎のエラの角から、1~2センチほど前方に向かって真横に移動したところにあるツボです。
歯痛点
手のひらの中指と薬指の付け根のところと、足裏の親指と人差し指の付け根から1~2センチかかと側に移動したところにあるツボです。
商陽
手の甲から見て、人差し指の爪の付け根の親指側のところにあるツボです。
朝までに痛みが引いても、必ず受診しましょう
夜中に歯が痛くなる原因にはさまざまなものがあることがお分かりいただけましたでしょうか。
いくつかの対処法をご紹介いたしましたが、翌朝までに痛みが引いたとしても、必ず歯科医院を受診するようにしてください。これらはあくまで応急処置ですので、きちんとした診断・治療を受けなければ、痛みが再発する可能性が高くなります。
ご紹介した対処法でも痛みが軽減せず、眠れない・不安で仕方がないというときには、夜間・休日救急センターなどを利用するという方法もあります。ただしこちらも、継続的に治療を行うことは想定されていませんので、後日必ず、歯科医院を受診するようにしてください。
和光市tacでは、祝日以外診療しています!